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“大切にしたいもの”と“大切にしなければならないもの”。

2014/01/28
過去記事を読み返しながら整理をし、その際に、いくつかの記事を非公開にしました。
あまりに具体的な日常や特定されそうなエピソードの記事は、社会的なことを考慮して、しまっておくことにしました。



本来ブログに私が書きたかったことはなんだったのかも考えました。

“「彼女な彼」の日常”を書きたかったのではなく、“「彼女な彼」の彼女としての日常、気持ち、想い”を書きたかったのですから。
私が書けることは、あくまでも彼女の立場からの視点だけです。




未治療で生きることを選択した、選択せざるをえなかった、大切な大切な私の「彼女な彼」。

精神的には男性でありながら、身体的には女性であり、女性としての社会を生きていかなければならない。

家族がいて。
社会生活があり。
義務と責任がある。

私と住んでいることは、大きなリスクでもあるのです。


そのために彼は。
いつも気を張っている。注意を払っている。

なのに私は。
この幸せな毎日に浸り甘んじて、緩みや油断があったと思います。


ブログだけの話ではないのです。
リアルにおいてもそうです。

嘘をつくのではない。
言わなくていいことがある。
黙っていていいことがある。
グレーだからこそ成り立つことがある。

彼のこと。私のこと。二人のこと。



人の口に戸は立てられない。


「二人だけなら秘密は漏れない。だから入れるな、三人目。」

ジュリエットの乳母の言葉は、真理だと思います。





本当に大切なものは何か。

本当に大切にしたいものは何か。

本当に大切にしなければならないものは何か。


私はちゃんと見えている?

自分本意な目先の思いに囚われていない?

私はちゃんと自分の心と状況に向き合わなければならない。





彼の大切なものは?

彼にとって大切にしたいものは?

彼が大切にしなければならないものは?


それを私はちゃんと見えている?見ようとしている?

私の存在が。抱えているものが。彼を脅かすものであってはならない。






“大切にしたいもの”と“大切にしなければならないもの”。
それは違うものであるかもしれない。同じものではないような気がします。

“やりたいこと”と“やらなければならないこと”が同じではないように。

きっと。
“大切にしたいもの”よりも“大切にしなければならないもの”のほうが、優先されるものです。

“やりたいこと”よりも“やらなければならないこと”を優先させなければならないように。





今だけを見ていたらわからないことがある。

目の前のことだけに囚われていては見えないものがある。

大切なものは目で見えるものではなく、心で見えるものだから。



言われた言葉、聞いた言葉を鵜呑みにしてはいけない。
言葉は聞いた言葉の通りではない。

彼は、私に言わないこと、言えないことがたくさんある。
私は、彼の声をちゃんと聴きとれるようになりたい。

大切な言葉は耳で聞いたものではなく、心で聴いたものだから。






私は未来をちゃんと見据えなければならない。
未来を考えなければならない。

…………彼がそうしているように。




彼の未来を。

私の未来を。

彼と私が共に歩く未来を。


私達には、二人で辿る同じ未来があるのだから。





彼のために、私が大切にしなければならないものは………?

そして、やらなければならないことは………?




彼のために、私は何ができるだろう。





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☆sino☆

☆☆☆
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comment (10) @ 思うこと。

愛は花、君はその種子

2014/01/19
『おもいでぽろぽろ』の主題歌です。
歌詞が好きです(*´∀`)


愛は花、君はその種子


やさしさを 押し流す
愛 それは川
魂を 切り裂く
愛 それはナイフ

とめどない 渇きが
愛だと いうけれど
愛は花 生命の花
きみは その種子



挫けるのを 恐れて
躍らない きみのこころ
醒めるのを 恐れて
チャンス逃す きみの夢

奪われるのが 嫌さに
与えない こころ
死ぬのを 恐れて
生きることができない



長い夜 ただひとり
遠い道 ただひとり
愛なんて 来やしない
そう おもうときには

思いだしてごらん 冬
雪に 埋もれていても
種子は春 おひさまの
愛で 花ひらく

☆☆☆
comment (0) @ ひとりごと。

たとえば彼が。(追記に★お知らせ★あります。)

2014/01/11
私は、ナツの彼女です。

女性の体に生まれた男性の「彼女な彼」の彼女。当然、彼本人ではありません。

だから、彼の本当の想いを全て知ることはできないし、全てを共感することはできません。どんなに彼の心や想い、生きてきた全てを理解したくても、知りたくても。本当にはわからない。
彼の人生を生きてきたわけではないから。
ただ、彼の想いに近付きたいと思い、考えるだけです。

私が書いているナツキの記事だって、彼女の私が見たナツキであって、ナツキが本当にそうなのかは、また違うのです。
あくまでも私が見て感じた彼であり、こうかな?そうかな?と考えたこと。
他の人が見た彼は、私が思う彼と違うかもしれない。
本当の彼は違うかもしれない。


当初から私は彼に「私の問題にシノがあれこれ悩んだりしなくていいよ。シノにはわからないし、わからなくていい。わかるわけがないんだから。」と言われていました。
それは私から彼にも言えることで、彼は私の立場を考えてくれるけれど、全てをわかることは難しいでしょう。それでいいと思います。

彼には彼の、私には私の。それぞれの立場の想いがある。

互いを思い合い、理解しようとする気持ちが大切だと思います。



>彼氏さんとの将来はどのように考えていますか?
>彼氏さんには注射や手術をどこまでしてほしいと思いますか?

こんな質問がコメントでありました。


私の私の彼は色々な事情から、未治療で生きていく道を選択しました。選択せざるを得ないのです。

なので、今現在は注射や手術は選択肢に無く、私は彼が社会的に女性として弊害無く生きていけるように支えたいと思っています。


たとえば彼が。

治療も考慮する状況だったとしたら。
私はどう考えるでしょうか。

彼が本当に全て男であったら、と夢見る気持ちもありますが、私から彼に治療を勧めることは無い。私が彼の治療を望むことは無いでしょう。
身体的に考えれば、GIDのための治療は、通常の疾患の治療と違うものです。
腫瘍等の病変の除去のために体にメスを入れるのと違います。
言ってみれば、病変でもなんでもない健常な体にメスを入れ、健常な臓器を取り除くわけですから、身体的に考えれば、健康な体を傷付けることになるように思うからです。
大好きな彼の体に、メスを入れることを私は望みません。手術や麻酔のリスク、後遺症が残る可能性だってある。ホルモン注射にだって、ホルモンを投与し続けることによる副作用はあり、定期的な検査が必要になるでしょう。彼の体が心配です。
これは、彼の想いではなく、彼を愛する彼女の立場としての私の想いです。

彼が「シノと結婚したいから」という思いだけで治療をしたいと言ったら、断固反対するでしょう。「結婚したいから、戸籍変更のために子宮と卵巣を取ってよ。」と私が彼に思うこともありません。
そんなことで手術をしてほしくはありません。
結婚したいがための戸籍変更目的の治療は、GIDの体の違和感や苦痛うんぬんじゃない。

でも、彼が。
体の違和感に苦しみ、耐えがたい辛さから、治療を望むのだとしたら……。彼の苦しみを取り除くために、治療に向けて彼を支えていきたいと思うでしょう。
治療をしていくうちに、戸籍変更が必要となり、戸籍変更をした方が彼が生きやすいなら……。彼のために私は協力するでしょう。
私は、戸籍変更のために治療をするのではなく、治療をしていくその先に戸籍変更の必要性が出てくるものだと思っています。

治療をし戸籍変更を行うということは、治療ができて良かったとかそんな単純なことではなく、得るものもあるけれど、失うものも大きいと思います。
それでも、耐えがたい違和感や苦痛があるから治療に挑むのだと思います。
治療をされた方は未治療である時期の苦しみも、治療をしてからの苦しみも、もちろん、喜びも知っているのでしょうね。

私が彼女の立場として、彼に望むことは何もない。
そもそも、ありのままの彼が、彼の全てが好きだから。
私の願いは、彼の幸せな人生だけだからです。彼の状況に合わせて、彼を支えていきたい、力になりたいと思うだけです。



それから。

>彼氏さんとの将来はどのように考えていますか?

私達は未治療を選択したので、現行の法律では結婚はできません。いつかパートナーシップ法が認められたら、結婚したいなーとは思っています。
もう、速攻でするでしょうね。笑
でも、認められなかったとしても、私が50歳くらいを目処に養子縁組みたいにしたいと思っていました。
私は彼と、ずっとずっと一緒にいます。
彼と一緒にいる未来しか見えません。
彼と二人で、静かに穏やかに生きていきたいな、って思っています。




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☆sino☆



この記事のもとになったのは。
ナツのような彼氏さんと初めて付き合うことになった女の子からの質問でした。

何にもわからなくて、彼を理解したくて、必死に知ろうとしています。
なので、ちゃんと答えたいと思って記事にしたのです。


私と彼が、今このようにあるまでには色んなことがありました。

彼だって本当は治療がしたいのだし、私だって彼が身体的、社会的にも男性になることを望んでいないわけではありません。夢見る気持ちも今だってあります。
彼も私も、色んなことを諦めてきました。

でも、今は。
考えれば考えるほど記事に書いた想いに行き着きます。
全て人生の選択なのですよね。
未治療の選択もある。
治療の選択もある。
治療に踏み切る理由も様々でしょう。


私から望むことはないけれど。
どちらの選択をしたとしても、彼を愛することには変わりはない。


彼の幸せを願い、ずっと一緒に歩いていきたいです。


*******************
comment (40) @ 思うこと。

ナチュラル。

2014/01/06
2014年は、どんな自分になりたいですか?
どんな自分を目指しますか?



彼は、今年はもう少し男っぽさを出してもいいかな、と思う。……と言ってました。
少しずつ少しずつ、更に男を出していけたらいいな、って。


彼は女性として社会を生きているので、あまり過剰なことはできないのです。しちゃいけないな、と私だって思います。

どんなに違和感が強くても、どんなに嫌なことだったとしても、どんなに不快でも。世の中の常識で考えておかしなことはしないように気を付けています。
それは、ずっとずっと幼い頃から彼が努力してきたことです。
必要な時には女性らしい振る舞いをして、言葉遣いも柔らかくし、服装にも気を付けます。
彼から聞いた話だけでなく、私が実際に見ていても、それがよくわかります。
そうやって、自分を圧し殺して生きてきたのだろうと思います。

未治療で生きていかなければならない、生きていくしかない彼は、そうしなければならないですものね……。


それでも、私と付き合ってからは、男っぽさが目立つようになっていたんです。
私といるとき、自然体でいるようになってから、もう本当に!ビックリするくらいに。男っぽくなっちゃって。
外でもそうだから、私が「それはヤバイんじゃない?」と阻止してしまうくらいに。
付き合いはじめた頃の彼と、今の彼は、本当に違うんです。


心配していたんですが……。
男っぽいから、確かにファーストインパクトでは「あれ?」と怪訝に思う人もいたとは思います。でも、彼の人柄や行動などから、そんな彼はそんな彼で周りからそんな人だと受け入れられていたりしたんです。
ちょっと変わってるけど、やることはやる、しっかりした人だと信用されていたり。

だから、私も最近は男っぽさをそんなに抑えなくてもいいんじゃないかと思うようになりました。
彼自信も「急にはおかしいけど、少しずつ少しずつ男化していってもいいな、って思う。やることちゃんとやってれば、ある程度大丈夫なんだ、って思うよ。」って話していました。


彼が少しでも自然な自分で過ごせるなら、私もすごく嬉しいです。




私も今年はナチュラルな綺麗を目指したいな、って思います。

もうね。正直言って30代半ばだから。
20代とも30代前半とも違うんですよね。笑
だから、あまり背伸びせず、頑張りすぎないで。
シンプルでナチュラルなさっぱりした綺麗な人になりたいです。


それから。
無理しないのは外見だけでなく内面もです。

私は彼に嫌われたくなくて。ダメな自分を隠そうとしていました。
そのことが、二人の関係に歪みを作ってしまったりしたんです。

彼がことあるごとに言ってくれる「そのまんまのシノが好きだよ。最初から私は解ってるんだから。」という言葉の本当の意味を。私が知るのは、もう少し時間がかかりそうですが……。

色んなことを乗り越えて、無理しなくていいことを知りました。
人の心は揺れ動くものだから、甘んじてはいけないけれど。
私が私である限り、彼は愛してくれる(はず)。たぶん。








だから。

今年のテーマは「ナチュラル」です。笑




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comment (16) @ ふたり。

新年の御挨拶。

2014/01/03
╔╗╔╦══╦═╦═╦╗╔╗
║╚╝║══║═║═║╚╝║
║╔╗║╔╗║╔╣╔╩╗╔╝
╚╝╚╩╝╚╩╝╚╝New Year♡♡

あけましておめでとうございます!
今年もどうぞよろしくお願いいたします。



昨年はブログを応援して下さって、本当にありがとうございました。
ブログは彼への気持ち(ほぼノロケですが。汗)を語れる唯一の大切な場所なので、読者の方達には本当に感謝しています。
皆様にとって素晴らしい1年でありますように。




☆シノ☆


*・゜゚・*:.。.:*・゚・*:.。.:*・゜゚・**・゜゚



どんなお正月を過ごしですか?

私は唯一の休みの元旦に、彼と一緒に新年の御挨拶で、彼の実家に行ってきました。

お菓子と日本酒一升を持っていきました。あと、彼の弟さんが今度結婚するので、彼は祝いの品を持っていきました。

お正月だから、近くに住む弟と彼女さんが実家に遊びに来ているのです。
二人で住んでて、彼は何回かアパートに行ったこともあって、彼女さんにも会ってます。
もちろん、彼女さんは彼を「お姉さん」と思っています。笑

弟さんは、私と彼の関係を恋人同士だと知っているし。私は、彼の弟さんには会ったことがあるので何ともないのですが……。彼女は知らないだろうから……。
最初は新年の御挨拶に「行く」「行かない」「やっぱり行く」「やっぱり行かない」と迷って、彼を困らせてしまいました。
「誰この人」ってなる!って。
彼に「大丈夫だよ。ちゃんと紹介するから。」「すぐ帰ってくるし。」と励まして?もらって行くことにしました。

勇気を出して行ったのですが、彼女さんはいたって普通で。
紹介するしないの雰囲気にもならず。
和気あいあいと、食べて飲んで喋って長居して。

普通にお邪魔して普通に帰ってきました。(・∀・)アハ


彼が後からお母さんに聞いた話によると。お母さんが「シノちゃんは、私のお友だち!」と前もって話していたらしいです。
弟くんとお母さんで「すごく、いい人だよ」って話してくれてたんだそうで。
お母さんと弟くんに感謝です。
弟くん、本当にいい子なんです。

だんだんに彼女さんも気付くだろうけど……。ちゃんと接していれば、大丈夫だと思います。たぶん。笑



たまに冗談で、彼が私を「うちの奥さん」って言うんですけど、それも自然だし。
お父さんお母さんも、弟くんも、妹も、すごくよくしてくれて。

彼と「こんなこと、最初は想像もつかなかったよね。一緒に暮らすなんて無理だと思ってたのに、今こうしてみんなに受け入れられて、一緒にいて。」と話しました。

彼は「だってシノだもん。うちの奥さんだもん。当然だけど!」って笑って言ってくれました。


ドキドキの新年の御挨拶だったけど。
本当に良かった。安心したし、すごく嬉しかったです。


彼の家族。大好きです!




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comment (20) @ 日常。