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ブレスレット。

2014/08/22
ブレスレットというか。
腕につけるアクセサリーのようなお揃いのもの。
それは、私が付き合い初めのころにあげたもので、私と彼はずっと身に付けていました。


私が彼にお揃いのブレスレットをプレゼントしたのは、不安からだと思うのです。


束縛。

契約。

あなたはわたしのもの。

わたしはあなたのもの。

彼がいなくならないように。

逃げないように?



そういった、負の感情が無意識にあったと思うのです。



彼が身に付けていてくれていることで、安心したかったのでしょうね。
ずっとずっと自分に自信がなくて。
嫌われるかも、とか。嫌われたくない、とか。

そんな気持ちを落ち着かせるために、ブレスレットの存在があったようにも思います。

現に、揉め事があるたびに、彼がブレスレットを付けてくれているかを気にしていました。




先日、それを外しました。

自分のを外して、彼のも外しました。



彼と付き合い、色々なことがあって。
私は、本当に彼を信じることができたのだと思います。

大丈夫だ、って。そう思いました。

彼に「私は、大丈夫だから。だから外した。」そう言ったら。

「付けたときに、私が何て言ったか覚えてる?忘れた?
私は、手錠?って言ったんだよ。」
彼に言われて思い出しました。
「私は逃げないのに。逮捕されたんだね。ってね。
私は揃いのとか苦手なんだけど、シノが不安なのわかってたから。それで安心するなら、って思ってたよ。
だから、ずっとずっとお互いに好きなのに片想いみたいだね、って言ってたんだよ。」

私は彼に「ごめんね。」って言いました。
「私は大丈夫だよ。大丈夫になったよ。
ナツの気持ちを本当に知るまで、3年もかかっちゃった。
すごく時間がかかっちゃった。
ごめんね。」そう言いました。


もし、いつか彼とお揃いのアクセサリーを持ったとしても、そこには違った想いが宿り、別の意味を持つと思います。
お揃いのもの、って。
本来は、素敵なもののはずですよね。



彼に心から、ありがとうって思います。

人を本当に信じるということ。信じられるということ。

何の誓いも、契約も、印も要らないことを。
解っているようで、解らなかった。




私は、それをやっと解ったのだと思います。





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comment (16) @ 彼との日々。

ちいさいわたし。

2014/08/13
私の特性的なことについて、過去記事“自分自身を見つめ直すこと。(リンク)”にも書きました。
そのことで彼とギクシャクすることが度々ありました。
それでも、彼は私に苛立ちながらも、私に理解を示し、受け入れてくれます。今では、苛立つことはないし何とも思わないと言います。

彼は受け入れてくれる。


受け入れられないのは私。

自分自身に向き合えないのは私なのです。


自分自身を見つめ直し、受け入れようと、乗り越えようと、そう思うのです。
前向きに考えられることもあるのですが……。

でも。

失敗したり、失態を犯してしまうと……
気持ちが激しく動揺し、自分自身に対する拒絶感に心が支配されてしまいます。
自分自身が憎らしくてたまらなくなる。苦しくて苦しくてたまらない。



ちいさい頃からそうでした。
ちいさい頃からダメな私。
何をやっても不器用で、要領が悪くて、優秀じゃなくて………。

かわいくない子供。

こんな子供は嫌だ、と思います。
だから、好かれるわけがない。
ダメな子供なんだもの。かわいくないんだもの。

小さい頃から、高校を卒業して家を出るまでの自分については、思い出したくないし、話したくない。知られたくない。
隠していたい、と思う。うまくできないことがたくさんだったから。
自分がダメなこと以外に、日々の生活も嫌でたまらなかった。

嫌なことをたくさん覚えているけれど、絶対覚えているはずなのに覚えていないこともある。
大人になってから母と話したときに、まったく記憶になくて自分でも驚きました。
母は「辛かったからじゃない?」と言っていたけど……。
その時の私が、どうやって生活していたのか……まったく覚えていないのです。


私はちゃんとした大人になりたかった。
きちんとした大人になろう、そう思いました。


“ちいさいわたし”を自分のなかで無かったことにして、無視して、拒絶して、思い出さないようにして。

“ちゃんとした大人なわたし”になろうとした。

それなのに、できなかった。

理想の私にはなれなかった。

そして、たくさんのものを失った。



確かに、成功したこともある。成し遂げたこともある。
目指していた仕事にも就くことができてはいる。


だけど。
ダメな私から変われない。ダメな私、と思う気持ちが消えない。



いつもいつも、“ちいさいわたし”が邪魔をする。 同じことの繰り返し。
いくら頑張っても、努力しても……空回るだけ。

いつもいつも、私の中に、三月うさぎを抱いた、みずぼらしい“ちいさいわたし”がいる。
私の後ろをずっとずっとついてくる。




彼は、「シノ、自分を好きになって。」そう言う。
「子供の頃のシノは、ダメな子なんかじゃない。今だってダメじゃない。周りの言葉でそう思い込んでいるだけだよ。」って。
「自分で自分を好きにならないと、誰も幸せになれない、誰かを幸せにもできないよ。」


彼も、“ちいさい自分”を乗り越えてきた。
辛くて目を背けたかったことに向き合った。
ずっとずっと、本当の自分を圧し殺して、女の子を演じて。
自分は、普通なんだ、と。病気ではない、と。
色々なことに目を背け、偽りの自分で生きてきたけれど……。
「シノに出会って、シノが受け入れてくれたから。辛かったけれど向き合えることができた。
私よりシノの方が重症だ。でも、私がいる。大丈夫だよ。」
自分だって、辛いのに、辛かったのに。
私にそう言ってくれる。
自分に向き合うことは、自分を受け入れることは、すごく痛くて辛いこと。
私は逃げているけれど、彼は負けなかった。



彼と一緒なら。
私は自分を受け入れられる時が来るんじゃないかと思う。
“ちいさいわたし”を愛せる日が来るかもしれない。

いつかかならず。






彼は私に言います。

「シノは、私に愛されている自分が嫌いなの?」




彼はいつも、心の答えを知っていて、私を導いてくれる。





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comment (20) @ 私。

夜のこと。

2014/08/06
昨日は夜寝る前に、疲れている彼にマッサージしてあげました。
うつ伏せに寝ている彼のお尻辺りに乗っかって、背中と腰をマッサージ。
あと、定番の足裏とふくらはぎのマッサージ。

彼は暑いから、タンクトップとボクサーパンツだけ着ていたので、綿ガーゼのケットをかけてマッサージしていたんだけど。

気持ちよさげな彼があんまり可愛くて。
悪戯したくなって、ケットに手を滑り込ませて脱がしちゃおうかな?みたいにパンツに手をかけたら、
彼が「は!?」って振り向いて。
その時の彼の顔があんまり可笑しくて。
「そんな顔で見ないでー!」って、笑ってしまった。

その後に数回。
パンツに手をかけて、「は!?」
パンツに手をかけて、「は!?」
をわざと繰り返して、二人で笑いました。

交代で私にもマッサージしてくれて、気持ち良かった!


疲れてるから、彼はすぐに眠ってしまったけれど。








大好きな人の寝顔って……見ていて飽きない。何時間でも見ていたくなります。



隣で眠る彼の寝顔。



どうして、なぜ、こんなに可愛いのでしょう。

こんなに愛しいのでしょう。

こんなに切ないのでしょう。

こんなに泣きたい気持ちになるのでしょう。

胸を締め付けられるような、感動に近い思いになります。


こうやって毎夜。
隣で彼の寝顔を見られることが、何より幸せなことなのですよね。

それなのに。日々の生活の中で。
欲深くなってしまうことや、多くを望んでしまうことがあります。




だけど。


彼の寝顔を見ていると。
そんなことは、どうでもいいことなのだと思い出します。


こうやって彼の傍にいられること。

彼の体温を感じなから、隣で眠りに落ちること。

目を開ければ、彼の寝顔を一番近くで見つめることができること。

それだけでいいことなのだと。




それは、かつて夢見た未来だから。




今私がいる場所は。

あの時、夢見た未来の場所なのだと。


彼の寝顔を見ながら、そう実感するのです。






夢見た未来。

そして、夢だったように思える過去。



手にした宝物。

失った宝物。


しっかり抱きしめた大切なもの。

腕の中をすり抜けてしまった大切なもの。




静かな眠れぬ夜は。


色々なことが思い出され、色々な想いが心の中を巡ります。








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comment (14) @ 彼との日々。