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オワゾ・ブルー「青い鳥」

2013/01/25
彼は「シノを幸せにしたい」という。
「でも、本当の男になれない私はシノを幸せにできないかもしれない。 」
「シノと本当の家族になりたい。気持ちだけではなく、社会的に認められたい。」
「シノと離れたくないのに、どうしたらいいかわからなくなる。」
「シノと一緒にいたい。いてほしい。でも一緒にいることが本当にいいのか。」

幸せにしたい。
一緒にいたいが、このままではいけない気がする。男になりたいが、なれない。
だからといって、どうしたらいいかわからない。
もっと、何かがあるのではないか。
できるのではないか。


以前よりは、酷くはないけれど、彼は迷い惑うときがある。
ダークサイドに落ちそうになると。


気持ちの根底にあるのは、私と「もっと、ちゃんと、幸せになりたい、幸せにしたい」という強い思いがあるからだと思う。自惚れだけど(笑)
彼は女性の体に生まれた男、戸籍は女。
私は女性。彼は本当の男にはなれない。
私と一緒に幸せになるには、どうしたらいいのか。


幸せになるにはどうしたらいいか、もがいて、悩み、迷い、惑う。探してる。



「幸せの青い鳥」を探してるみたいに。



オワゾ・ブルー「青い鳥」はベルギー生まれの詩人・劇作家のモーリス・メーテルリンクの代表作。フランス語で書かれている。
誰もが知っている話。


幸せの青い鳥を探して、思い出の国、夜の御殿、未来の国に行くが見付からない。
家に帰ってくると、実は家で飼っていたキジバトが青い鳥だった。幸せはいつも一番近くにあるんだよ……という話。
でも、やっと見付けた青い鳥は、逃げてしまう。
青い鳥はいなくなってしまうんだ。


色々な著名人が色々な解釈をしている。


作家の五木寛之氏は「青い鳥のゆくえ」の中で
できあいの幸せ(青い鳥)なんてこの世にはない。幸せは簡単には手に入らない。でも人間には青い鳥(幸せ、希望)が必要だ。だから、それを作らなければならない。
と述べています。



青い鳥はそう簡単には見付からない。
過去にも未来にもいない。
見付けたと思っても、これではないかもしれない、もっともっとと思うもの。
人間は欲深いものだから。
旅をして、探して、求めて、やっと気付く。
幸せは自分が作るもの。
自分が持っている。


青い鳥は自分の心が決めるのかな。


チルチルのキジバト、最初は青くないはずのキジバトが、旅を終えて帰ってきてみたら、青い鳥になっていた。チルチルだって、うちのは青くない、と言っていた。
青い鳥を探して旅をしなければ
自分の鳥が、青い鳥とは気付くことはなかったのだ。旅を終えて、あらためて自分が持っている鳥をよく見た時、チルチルは自分の鳥が青い鳥だと気付いた。


彼も旅の途中かな。

旅をして、探して、探して、探して。求めて。

いつか、彼の心にある青い鳥に気付いてくれるといいな。
私にとっての青い鳥は、彼自身であり、彼の中にあるものだから。青い鳥は彼が持つ鳥籠にいるんだから。

そして、彼にとっての青い鳥が、私であるといいな。




青い鳥は逃げちゃうけどね。

青い鳥が逃げたら、
また、二人で青い鳥を探しにいこう。

そしてまた、すぐそばにいると気付くんだ。
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